スプリンターズSを深読み

軽快なサンデー系では勝てない
過去10年の良馬場開催の8回の勝ち馬の7頭の
父か母父がノーザンダンサー系。
残る1頭は当時世界最強スプリンターとして
君臨していたサイレントウィットネス。
中山1200mのりーディングサイアーは
サクラバクシンオーだが、究極のスピードを
競うスプリンターズSにおいては
【0・0・1・18】
と3着1回のみ。
サクラバクシンオー産駒というだけで
消しでOK。
また父サンデーサイレンス系も全く好走出来ず、
サンデー直仔のデュランダルが勝って以来、
サンデーの孫はフジキセキ産駒の外国産馬
キンサシャノキセキ1頭だけ。
サンデー直仔を除けば【0・0・0・22】
なのでサンデー系も消しでOK。
1200mは根幹距離の中で最も短い距離で
究極のスピードを競うスプリントレース。
1000mや1400mでいくら好走歴があっても
1200mに良績のない馬は来ない。
1200mで3勝しているか、1200mの複勝率が
67%以上の実績が必要となる。
サンカルロは1400mの重賞を3勝しているが
1200mに勝ち鞍はない。
究極のスピードを競う頂点のレースなので、
リピーターが多い。
デュランダルは3回、アドマイヤマックスは2回、
キンシャサノキセキは2回、
ビーピーガルダンは2回、カレンチャンは2回。
そしてスプリンターのロードカナロアは
連覇している。
直近でに馬券になった馬は例外なく買う。
牝馬の連対はビリーヴ、アストンマーチャン、
サンアディユ、スリープレスナイト、
カレンチャンで全て3番人気以内。
人気の牝馬は必ず買うべし。
サクラバクシンオー産駒と父サンデー系は
人気に関わらず、全消しでOK。
昨年15番人気で3着に来たマヤノリュウジンは
ND系キングヘイロー産駒。
キングヘイロー産駒はローレルゲレイロが
勝っている。
馬券になった馬と同じ父か母父がいたら
人気薄でもオサエる。
前走で人気を裏切って凡走した馬が巻き
返す例(ドリームバレンチノ、サンカルロ、
カノヤザクラ)、同年に懲勝記録のある例
(マヤノリュウジン、ドリームバレンチノ、
エーシンヴァーゴウ、パドトロワ)があり、
当てはまる馬は人気簿でも買い。

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サンデー系が未勝利の珍しいケース
このレース、過去10年でサンデーサイレンス産駒が
未勝利。
この時代、あまり見かけない珍しいデータだ。
サクラバクシンオーが2勝してスピード勝負の
印象を強める。
他ではマイネルラヴ、アドマイヤムーンの
ミスタープロスペクター系が計2勝。
ノーザンダンサー系が4勝。
ロベルト系グラスワンダーが1勝で、残り1頭は
インテント系オフィサーというマイナー種牡馬。
その持ち込み馬として走った07年1着馬の
アポロドルチェが日本での代表産駒。
SS系も勝ち馬こそ出していないが2、3着馬の
父として、勝ち馬の母父として存在感を発揮
している。
13年1着カラダレジェンドは父ND系×母父SS系。
2着クインズハリシャンは父SS系×母父ND系。
偉大なる両系統の闘争心は互いを剌激しあって
進化する。
1400mは根幹距離の1200mより1ハロン(200m)
長いというだけでなく、スペシャリストを産む
距離。
究極のスプリント競技1200mではスピードが
足りなく、マイルを走る抜く持続力に欠けて
いる馬のための特殊な非根幹距離。
キンシャサノキセキ、サンカルロのように
同じ馬が好走を続ける特徴がある。
1番人気は2勝、2着2回。
過去10年で連対を外したケースが6回。
信じるには少し数値が低すぎる。
1~5番人気での勝率は7割。
5番人気まで手を広げてもまだ例外が
3回あるのだから配当が荒れて当然だ。
3連単は10万円超えが8回。
13年も10万円に迫る9万円台。
普通に1万円台で決まったケースは
1回しかない。
勝った馬が前走どの距離を走ったかを
見ると、当レースと同じ1400mが3頭、
1200mが2頭、1600mが5頭で距離短縮組が
半数を占めた。
ただ直近3年はいずれも1400m組だ。
距離適性の観点から考えればこれが順当。
ここを使って3歳クラシックに進む馬は
少数派。
多くはマイルかそれ以下に照準を合わせている。
1600mや1800mを何度か使っての参戦馬は、
調整の都合で「たまたま」出走の可能性がある。
そういう馬は慎重に見極めたい。

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ミスタープロスペクター系の圧勝
ダート戦でもサンデーサイレンス系が主流のレースもあるが、
ここはミスタープロスペクタ一系の強さが際だっている。
キングマンボ系キングカメハメハなど、枝分かれした流れも
含めると、過去10年のうち7頭の父系はミスプロの血が
源流となっている。
そのうちサウスヴィグラス、ジェイドロバリー、
エンパイアメーカー、ビクトリーギャロップなどは
ND系を内包する優れたダート向き血統だ。
スピードと力強さを求められる日本のダート路線に
適した配合なのだろう。
父としてもヘネシー、カリスマディックが勝ち星を
挙げているが、母父や母父父、母母父など5代以内に
NDの血が入る種牡馬はとにかく多い。
もちろんSS系も勝利こそないが、母父として
活躍しているのは言うまでもない。
根幹距離の基本であるマイル(1600m)は、
1400mより200m長く、1800mより200m短いだけで
同じような距離適性に思われるが全然違う。
マイルを勝つにはスピードの持続力と10ハロン
(2000m)を勝ち切るだけのタフな底力が要求される。
馬柱を見て1800mよりも2000mの成績が良い馬を狙う。
1番人気は3勝、2着2回。
文字通り連対の信用度は五分五分だ。
勝ち数で見れば5番人気が3勝ともっとも多く、
それ以下でも10年グロリアスノア(6番人気)、
07年エイシンロンバード(9番人気)など人気薄が
1着に来るケースも発生している。
直近3年は1番人気が連に絡んでいるので、
いずれも3連単は2万円未満と平穏なレースが
続いている。
しかしそれ以前には6→4→9番人気で
約40万円など波乱続出。
馬券圏外に消えた1番人気を一例挙げると、
10年ケイアイガーベラは、それまでダート1600mは
地方・船橋しか走ったことがなく、ここが2走目だった。
当時3連勝後に船橋1600mで負け、また2連勝したが、
再びここ東京1600mでまた負けた。
3歳馬が活躍するのもこのレースの特徴。
この時期に賞金を積み重ねておくとGI出走の
権利取りが楽になる。
3歳馬は本気なのだ。
10年9番人織3着のブラボーデイジー。